文献やメディアの記事に時折出てくる四字熟語、
分からなかったり忘れたりするとその都度調べて意味を知るのですが、
どうもコイツに関してはキチッと把握しきれてないようで、いつも…
アレッ?
コレ、なんやったけ??
それは「羊頭狗肉」。
過去、出くわす度に調べていたため、
大筋の意味は把握していたのですが、
なぜか出くわす度にしっくりこない。
どうも、その原因は「狗肉」という言葉。
現世では使わない言い回しなんで、
この意味を理解出来てない模様。
「羊頭」だって普段使われないと思いますが、
使われている漢字から「ヒツジのアタマ」と容易に分かります。
先日、そんなモヤモヤを解消した記事を読みました。

四字熟語の大半は中国の故事を起源としますが、
コイツもそのようです。
なんと、「狗」とは「犬」だったんですねぇ~
ココにも書かれてますが、古来中国ではヒツジ同様イヌも食肉。
ジンギスカン等、ヒツジの肉は日本でも有名ですが、
さすがに日本ではイヌの肉は食べませんから、なじまないはずです。
そういった慣習から、「ヒツジ」と「イヌ」が相対した四字熟語だと捉えれば、
自ずと腑に落ち、この言葉の意味を真に理解出来ました。
由来について、記事には斉の時代と南宋時代の2つの逸話が紹介されてますが、
南宋時代の話は知りませんでした。
ただ、一般に知られる斉の逸話より説得力があり、壮絶な結末から背筋がゾクッとしたほど。
中国の故事から学ぶことは多いなと、あらためて思いました。
目下、あの国とは関係がギクシャクしてますが、
早期に友好関係を取り戻してほしいと願います。
ちなみに、「鶏頭牛後」なんかはよく似た表現方法の四字熟語ですが、
意味合いは違うので注意しなければなりません。
かく言うワタシも、過去混同して使ったため、
恥をかいた苦い経験があります(汗
知れば言葉って面白いですが、
使い方を間違えると怖いですよぉ~
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