その他

落とし物

まずは、昨日にあったお話しを少々…

クルマで外出中にコインパーキングを利用したときのことなんですが、

所用を済ませて戻り精算機に向かうとそこに何やらお財布のようなものが落ちていました。

よく見ると折り財布で何枚かの紙幣の縁がはみ出ており、すぐに拾い上げてその財布を確保。

と申しますのも、約1週間ほど前に経験した落とし物の事件がこの咄嗟の行動を促したのです。

ココでその1週間ほど前にあったお話しを少々…

ちょっと似た話なんですが、当店関係先の敷地内にお財布が落ちておりました。

それを見つけた従業員はすぐさま会社に報告したのですが、調べると関係者のモノではありませんでした。

お財布にはクレジットカード等あったのですが、どうも金銭は一切入っていなかったようです。

従業員がそのお財布を発見した場所が公道と隣接する塀沿いの内側であったことから、

誰かが偶然どこかでこの拾った財布から現金のみを抜いて、

通りすがりの公道から塀の上に向けて財布ごと敷地内に放り捨てたのでは…本当ならひどい話です。

その後拾った従業員から最寄りの交番に届出をしてもらいましたが、なんとも後味の悪い落とし物でした。

その経験則から、昨日拾ったお財布には「まだお金がある」と咄嗟に確保した次第です。

持ち主のお金を守るという一心で、すぐに最寄りの交番を見つけて届出。

幸い警官が1人駐在中でして、まずは事情を説明し警官立ち会いの下でお財布の中身を確認。

コレを落とした人は今頃青ざめているのではと気の毒になるほどの金額が入っておりましたが、

まぁあとは警察が何とかしてくれるだろと思いました。

しかし、何かおかしい…

届出の手続があまりにも簡単なんです。

聞かれたのはこれら3つのみ…

① 拾った場所と時間

② 拾った私の氏名と連絡先の電話番号

③ 持ち主からの返礼報酬を希望するかどうか

しかも、拾った場所の詳細などろくな確認もせず、地図すら出さない始末。

届出の用紙すらないのです。

…コレはおかしい

この警官、さては…

疑い出すと「あとはこちらで処理しておきます。」という警官最後の台詞が悪いようにしか聞こえないもの。

とはいえそんなこと警官に言えるはずもなく、スッキリしないまま届出からわずか数分で交番を後にしたのです。

持ち主のお金を守ったはずが守れなかったとなれば、たとえ相手が警官であれ寝覚めが悪くてしょうがない。

一夜明け、昨日の私の届出が上がっているかどうかを確かめるため、その派出所を管轄する警察署に出向きました。

きっと上がっていないだろう…

いや、上がっているはずがない、きっと!

そう思い込んでいた私は、署内で確認中に待たされていた間に妄想に妄想を重ねて、

俺が暴いてやる…

熱くなって拳を握りしめていると、担当官が私に向かってこう言ってました。

「持ち主見つかりましたよ!」

えっ?今なんて…??

独りで盛り上がっていた私の妄想劇場は終わったみたいです。

あの警官、ちゃんと届出を上げた上で財布内の情報から持ち主に連絡をしてくれたようで、

あとは持ち主があのお財布を取りに来るだけのとのことでした。

拾った場所も克明に記録さていたようで、私の話だけでそこまで理解していたとは…あの警官、ヤリます。

でも、金額が金額だっただけにあんな簡単な聞き取りだけでは疑いたくもなりますし、

1週間前の落とし物の届出ではそれなりに事情聴取されたと従業員から聞いておりました。

署内で応対して頂いた警官によると、近頃は落とし物の処理が迅速に対処できるように簡素化しているようで、

持ち主からの報酬を希望すればさらに少し手続に時間がかかるぐらいだとか。

管轄する警察署によっても、応対する警官によっても対応が多少違うことがあるかもと教えて頂きました。

そうだったんだぁ…

あの警官に対して失礼なことを考えてしまったと反省しきり…

この場ではございますが、心からお詫びさせて頂きたいというお話しでした。

気分だけとはいえ、今となっては報酬希望を辞退していたのがせめてもの救いです(汗

最近ではスマホ決済も普及してますし、

皆様もお出かけの際はお財布やスマホは肌身離さずお気を付け下さいね。

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