アメリカで欲しいモノを見つけたのですが、
結局買いに行かずじまいだったというお話を、
前回のブログでさせて頂きました。
確かに、仕事上渡米の予定が入れにくかったですし、
時が経つに連れて物欲が失せたのも事実なんですが、
なぜ物欲が失せたのか…
あのブログを書いた後、自分なりに理由を探求してみました。
そうすると、ここでも自分が浦島太郎であった点が浮き彫りに…
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
経営学のマーケティング分野には「AIDMA」という法則があります。
欲しいモノを見つけて購入するまでのプロセスを細分化し、
その各段階を表した英語の頭文字を組合せたもので、
日本では「アイドマの法則」と呼ばれるモノですが、
つまりは以下のような流れです。
A:Attention モノとの出会い
I:Interest そのモノへの興味
D:Desire それ、欲しいかも
M:Memory 欲しいモノとして認識
A:Action(Acquire)それを自分のモノにする
今回のケースでは、上記の「M」から最後の「A」に進めなかったというわけですが、
円に換算すると思いのほか高額になることに納得がいかなかったのです。
遠い過去には¥80円/1$なんていう円高の頃もございましたが、
¥100/1$前後で推移していた期間が長かったため、
昨今の円安でこんなにも円の価値が下がったのかと…
なぜ?
そんなこと、知っていたでしょう??
でも…
コレ(欲しいモノ)なら10万円ぐらいであろうはずが、
15万円になるなんて1.5倍じゃないか?!
それが100万円だと思っていたなら150万…
1000万円だと思っていたなら1500万円になるなんて…
巷の物価高やインバウンド急増等、
円安であることは十分に認識していたはずなのに…
ぼったくりでも、なんでもなく、
知ってはいたが、分かっていなかった…
ある意味で、日本の凋落を目の当たりにして少々ショックでしたが、
遅ればせながらも価値観修正のきっかけが得られたのは救いだったかも。
意外と、その場に身を置かないと分からないことは多いものです。
近頃は140円近くまで円高になっているようですが、
茹で蛙とならないため、備忘録とさせて頂きます。
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