京都の名所

常寂光寺

嵐山シリーズの前回に続いて、今回は常寂光寺を紹介します。

嵐山の古刹として有名ですが、境内はとても落ち着いた雰囲気だったので、

ちょっと彩りを柔らかにした画像にしております。

前回のブログで紹介した山門から境内を奥に進むと、
室町時代に建立されたという仁王門が見えてきます。
ちなみに、あの山門は江戸時代後期に建て替えられたようです。
仁王門まで来ると、さらに奥の石段を登るようです。
どうも、この仁王門は別のお寺で建立されたものを、
常寂光寺開創時にここへ移設されたようです。
門内にはこのようなわらじがあったり、
名前の通りで仁王様がおられます。
どうも、あの有名な運慶の作だとか。
運慶と言えば、確か鎌倉時代の方だったかと…
ということは、仁王門建立より古いモノなんでしょうか?

金網の目がギリギリ仁王様の両眼をとらえており、
お顔をじっと見ていると
メガネをかけているように見えます(笑
にしても、この茅葺きも見事に手入れされていて、
古めかしさを感じさせない出来映え…
誠に見事です!
さらに奥へと登ると見えてくるのは本殿のようです。
これは石段の両側に敷き詰められた苔。
陰影による色合いの移ろいが見事です。
見とれていると、
ついつい登る足取りが遅くなります。
石段を登り切ると本殿がお出迎え。
この本殿、あの関ヶ原合戦西軍の裏切り者小早川秀明が
当時の伏見桃山城の客殿を移築造営したとか。
常寂光寺は慶長年間に造営されたとあるので、
小早川氏との関わりがあるのはつじつまが合います。
この本堂もご覧になってお分かりかと思いますが、
質素で落ち着いた雰囲気に包まれてました。

今回はココまで。

続きはまた次回に (^^)/

Follow me!

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP
PAGE TOP