今回も当店歴史博物資料館からのご紹介です。
ホームページ内でも記しておりますが、
卸売業を営んでいた頃から当店ブランドの缶詰や瓶詰がございました。
魚介類から筍や松茸などの蔬菜系、果物までその内容は多種に及びます。
当時、容易に保存ができる缶詰は特に重宝されてました。
特に鮭やカニ、まぐろ、いわし、みかん等は輸出されていたほどです。
日清や日露の戦争から始まり、朝鮮戦争等での戦争特需にも密接に関わっていたようです。
しかし、戦後調理加工や殺菌技術の進歩により、袋詰めやレトルト、インスタント製品が好まれるようになると、
美味しさの追求に限界のある缶詰や容器が重く取り扱いづらい瓶詰製品は少なくなっていきました。
現在、当店の製品でも缶詰タイプはもうなく、瓶詰も甘露煮のみのラインナップでして、
下請けのお仕事も含めて大半は袋詰めか冷蔵、冷凍品が占めております。