先週末から出荷が混み合っておりますが、
先日やってしまいました、作業ミス…
熨斗(のし)の間違いを(汗
お客様から頂きましたご注文の中に、
一品だけ「志」という表書きによる熨斗の指示がございました。
担当者は独断で「寸志」の一種だと判断してしまい、
紅白蝶結びの熨斗に「志」と印字して出荷しましたが、
お送りしたお客様からお叱りのご連絡を頂いた次第。
「寸志」とは心ばかりの気持ち等の意味につき、
紅白の蝶結びや結び切りを使用することから、
担当者の判断に対する行動は間違っていなかったのですが、
その判断に大きな誤りがありました。
「志」とは宗教、宗派に関わらず香典返しに使われる
熨斗の献辞(表書き)として代表的につき、
熨斗の水引は黒白や黄白の結び切りをチョイスします。
調べてみますと、「志」という表書きで金品を包み、
謝意や好意をこめてお送りすることもあるようですが、
前述の通り仏事に使われることが多いため、
この場合は誤解を避けるために「御礼」でのご利用が大半のようです。
ただ、西日本での仏事の香典返しでは「粗供養」という表書きを
使うことの方が多く、私共が住む京都も例外ではありません。
そのためか、不幸にも担当者の判断に魔が差したと思われますが、
当店の不行き届きであることに間違いはございません。
しでかしたことをないがしろにすべきではないと、
この場で今回の顛末を戒めの備忘録とさせて頂きます。
私自身、今回の一件で東日本の香典返しには
「志」の表書きが圧倒的に多いことを学びました。
今後はこのようなことが起きないように、
今一度社内ミーティングで熨斗の知識を共有し、
判断に迷う場合は責任者に相談することを徹底する所存です。
この度間違って出荷してご迷惑をお掛けした客様には、
この場でもあらためて深くお詫び申し上げます。
反省