京都の名所

鞍馬寺 / 本殿

数え切れない程の石段を登り、遂に本殿にたどり着きました。

正式には本殿金堂というそうですが、見た通り建物にきらびやかさはありません。

これが鞍馬寺の本殿。厳かな感じが漂ってました。

ここまで来ての鞍馬寺の印象は伏見稲荷大社と真逆で、質実剛健って感じだと思います。

やはり、宇宙をもっとも尊いとする独特の世界観による修行の場であったからなのかもしれません。

本殿では、その宇宙からの働きを象徴するという千手観音菩薩や毘沙門天等が祀られているようです。

この中央に彫られてるのが毘沙門天かなぁ?チョット見にくかったかぁ~(汗
七福神の1人でもあり、武神としてあがめられていることでも有名ですよね。

その毘沙門天が現れたのは寅の月、寅の日、寅の刻とされているため、

山門だけではなくこの本殿でも対の寅が神獣として鎮座しているみたい。

かなりお年のように見受けられますが、爪が鋭い!
別のアングルだと眼力に圧を感じます。
もう一方の寅は口をつむんでいます。
やはり後ろ姿はどことなく老けた感じはしますが、
この尻尾は特徴的…ただの寅ではなく神獣なんですね。

ちなみにこの対の寅が「阿吽(あうん)の寅」と呼ばれていることは以前のブログでも紹介致しましたが、

五十音順が「あ」から始まって「ん」で終わっていることから、宇宙の全てを表していることを意味しているとか…

こういったものにも理屈があるところに、道理に基づいた教えがココにはあったんだと感心した次第です。

to be continue…

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