数え切れない程の石段を登り、遂に本殿にたどり着きました。
正式には本殿金堂というそうですが、見た通り建物にきらびやかさはありません。
ここまで来ての鞍馬寺の印象は伏見稲荷大社と真逆で、質実剛健って感じだと思います。
やはり、宇宙をもっとも尊いとする独特の世界観による修行の場であったからなのかもしれません。
本殿では、その宇宙からの働きを象徴するという千手観音菩薩や毘沙門天等が祀られているようです。
その毘沙門天が現れたのは寅の月、寅の日、寅の刻とされているため、
山門だけではなくこの本殿でも対の寅が神獣として鎮座しているみたい。
ちなみにこの対の寅が「阿吽(あうん)の寅」と呼ばれていることは以前のブログでも紹介致しましたが、
五十音順が「あ」から始まって「ん」で終わっていることから、宇宙の全てを表していることを意味しているとか…
こういったものにも理屈があるところに、道理に基づいた教えがココにはあったんだと感心した次第です。
to be continue…
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