四季の京都

祇王寺 続編

京都の名所を紹介するシリーズ。

前回は嵐山の古刹、祇王寺を紹介しましたが、

今回はその続編です。

ココの見所は四季折々の風情が楽しめる境内。

竹林、苔庭、草庵、もみじ、菊…

それらをご覧下さい。

境内の参道からみえる竹林。
嵐山では至るとこに竹林がありますね。
木漏れ日の加減が絶妙な景観。
マイナスイオンに包まれているようでした。
陽射しが増すと境内の色彩がガラッと変わるのも見どこと。
うっそうとして見えないところが不思議です。
場所によって苔の種類が違うように…違うかな?
ココの苔じゅうたんは目が粗いような…
なんと、30種もあるとはビックリ!
調べると、我が家の庭の苔は1種でした(汗
ココが境内奥にある草庵。
仏間には平清盛に追われた白拍子の
祇王の木造等安置されてました。
どうも、一度廃寺となったようですね。
素晴らしい景観の中に、
どこか寂しげな雰囲気が漂うのも、
ココに書かれた背景が関係しているのかもしれません。
草庵の奥にあるこの窓、吉野窓と呼ぶそう。
なんでも、光の加減や季節によって
障子の色彩が匠に変化するようです。
なんとも風流な尼寺です。
境内には祇王の墓があり、清盛入道の供養塔も安置されてました。
清盛に捨てられた祇王にとって、
少々複雑な気持ちなのではないかと同情します(汗
草庵近くに、このような一風変わった菊(?)が…
調べると「嵯峨菊」という菊のようです。
なんでも、嵯峨天皇が好まれたという歴史ある希少な古代菊で、
栽培方法も特殊で、1鉢に3本、2mの高さで仕立てる等
決まりがあるようです。
こちらはまだつぼみのようです。
確かに、3本咲いてますね。キレイ!
他にも、仕立てた高さを上・中・下と分けて、
下から七つ・五つ・三つの花を咲かせる決まりもあるみたい。
古来から祝い事によく使う「七五三」にちなんでいるのかも。
たまたまでしょうか、3つの花を束ねているところにもみじが…
苔じゅうたんを吉野窓に模して…ってか、
ただマルにカットしただけです、ハイ(汗

決して広くない境内で質素なたたずまいに感じる祇王寺ですが、

寂しさの中にも多彩な景観が楽しめるオススメのスポットです。

京都嵐山を訪れた際は、是非足を伸ばしてその風情に浸って欲しいです。

祇王寺についてはここまで。

シリーズ次回もお楽しみに (^^)/

\ 最新情報をチェック /

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP
PAGE TOP